美容師として働くことの喜びのひとつとして、お客様の指名を受けることが挙げられるのではないでしょうか。お客様に指名されるということは、自分の技術力や提案力、接客などが認められたということです。
ここでは、お客様からの指名をたくさん受ける、「売れる美容師」になるためのポイントについてまとめています。
売れる美容師、つまり、指名が多い美容師には、「人間力」「技術力」「ブランディング力」があるといわれています。具体的にどういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
美容師の人間力とはつまり、「お客様から信頼されるコミュニケーション力」であり、それは、お客様に寄り添って、同じ目線に立つ「共感的理解」と、お客様の思いを引き出す「傾聴スキル」によって成り立ちます。
共感的理解とは、相手の思いをそのまま受け止めること。そうすることで、お客様は自分のことを理解してくれた、要望が伝わったと感じるので、安心感をもって任せてくれるのです。
傾聴スキルのポイントは
です。この3点を意識して、お客様の話を聞くようにしましょう。
美容師の技術力は2つあり、ひとつは、お客様の要望を形にする技術、もうひとつは、お客様に似合うスタイルを提供する技術です。
お客様が要望するスタイルを形にすることでお客様の信頼を得ることができます。そのためには、お客様の思いをしっかりと引き出して、具体的なデザインのすり合わせをし、お客様と美容師が思っているスタイルのギャップをなくすことが大切です。
お客様に似合うスタイルは、お客様の好みや普段のお手入れの仕方を把握し、顔型を踏まえた上で提供していきます。
自分の強みが明確にある
美容師にもブランディングは必要です。「ショートカットならこの人」「インナーカラーならこの人」「白髪ぼかしならこの人」と認識してもらえるようになれば、お客様の指名を受けやすくなるからです。
まずは、自分の強みを明確にすること。そして、それを具体的に表現すること。例えば、カットが得意であったとしても、単に「カットが得意です」というよりも、「くせ毛でも扱いやすい、小顔に見えるカットが得意です!」というほうが、お客様の心を掴みやすくなります。
ビヨニュー
編集チーム
売れる美容師になるためには、「人間力」「技術力」「ブランディング力」の3つを持つことです。これらの力をつけるために、ひとつずつ、行動に移してみましょう。
それでも、自分ひとりでこれらの力を身につけてスキルアップを図るのは難しいという方もいるかもしれません。そのような場合は、それぞれの課題をテーマにしたセミナー等もたくさん開催されているので、そこに参加して力を身につけて磨き上げるというのも有効な手段です。