お客様から指名されないことに悩んでいる美容師さんも少なくありません。指名されない美容師には、実は共通点があります。その特徴と対策方法についてまとめています。
美容師が指名されない理由のひとつに技術力のなさが挙げられます。お客様は、仕上がりに満足していれば、特に問題がない限り、次もまた同じ美容師を指名したいと思うもの。指名がなかったということは、仕上がりに満足していなかったと考えるのが妥当です。
ベースとなる技術力はあるのに、新しいスタイルを実現するためのカット・カラーの技術がない場合も、指名されない理由のひとつになることがあります。美容の世界は日々、進化しているので、現状に満足することなく、カット・カラーの技術をアップデートしていくことも大切です。
お客様の要望を聞いて、オーダー通りに仕上げることはもちろん基本なのですが、それはどの美容師でもできること。指名される美容師になるためには、お客様の潜在的な欲求や悩みを引き出して、お客様をより魅力的に見せる提案ができることが求められます。
その潜在的な欲求や悩みを引き出すために重要なのがカウンセリング。お客様の中には、要望や思いがあっても、それを言葉で表すことができないという人もいます。何気ない会話の中にヒントが隠れている場合もあるので、お客様が話しやすい雰囲気を作ったり、答えやすくなるような質問の仕方を意識してみるといいでしょう。
どんなに技術力が高くても、提案力があっても、接客態度が悪い美容師は指名されません。見た目がだらしない、言葉遣いが悪い、お客様の話を聞かずに自分の話ばかりする、お客様のプライベートに深入りしすぎる、笑顔がない、など。
フレンドリーに接しているつもりでも、その言葉遣いに嫌な気持ちになっているお客様もいるかもしれませんし、笑顔を作っているつもりでも、お客様には伝わっていないかもしれません。会話が盛り上がっていると感じていても、実は、自分の話ばかりで、お客さまの話を聞いていないかもしれません。
技術力にも提案力にも問題はないと感じているのであれば、自身の接客態度を見直してみる必要があります。
ビヨニュー
編集チーム
自分の技術に自信がないと、お客様の悩みを解決するための提案力も低くなり、接客態度にも自信がなくなっていく……という悪循環に陥ってしまいます。お客様の指名を獲得するためには、まず、技術のアップデートをすること。技術が身に付けば自信がつき、お客様への提案も積極的にできるようになります。
お客様との会話に自信がないという人も、技術力・提案力がアップすることで、ヘアケアに関する話ができるようになります。