あなたの美容院に通う明確な理由や動機がなければ、いつでも失客する可能性があります。常連のお客様が来なくなる理由とその対策についてまとめています。
美容院における失客のパターンはいくつかあります。
まずは、引っ越しや仕事の都合、家庭の事情などにより、物理的に通えなくなる「自然失客」。この場合の失客に対して、美容院側としてはどうすることもできません。
次に、美容師に問題がある場合。長年通ってくれているので、技術力に不満があるというわけではないものの、美容師の提案がマンネリ化している、メニューに満足できなくなった、気遣いが感じられなくなったなどの理由によって失客するケースがあります。
そして、特に注意が必要なのが、他者に原因がある場合。これはつまり、他の美容院に常連のお客様を奪われているということです。美容院の数はコンビニよりも多いといわれ、SNSの広告や街の広告など、いたるところから美容院の情報が入ってきます。
とくに、新規来店の場合、割引やオプションなどの特典が付くことも多いため、なんとなく「こっちのお店に行ってみようかな」という感じで変えられてしまい、失客してしまうというパターンは非常に多いのです。
ある調査によれば、約6割の人が「行きつけの美容院がある」とのこと。行きつけの美容院に通う理由としては、
となっています。
行きつけの美容院がある一方、美容院を変えたくなることも。その理由としては、
などがあがっています。
常連のお客様が、「家から近いから」、「価格が安いから」という理由で美容院を選んでいる場合、もっと利便性のいい場所に美容院ができたり、もっと安い美容院を見つけたら、そこに変えてしまう可能性は大いにあります。
近さや安さだけでは、その美容院に通う明確な理由にはならず、こうした理由で選ばれている美容院は、失客のリスクが大きくなります。
一方、「担当者の美容師の技術が優れている」、「ここにしかないメニューがある」というのは、非常に強固な理由になります。これはつまり、その美容院のブランディングができているということです。こうした理由で常連になってくれるお客様は、この先も長く通い続けてくれるはずです。
ビヨニュー
編集チーム
美容院の失客に関してまず頭に入れておきたいのは、美容院の常連客はいつでも来なくなる可能性があるということ。それを踏まえた上で、サロンに来る理由をお客様自身が言語化できるほどの強みとして打ち出せたら、新規顧客だけでなく、リピーターのお客様もさらに増えることでしょう。
もし、他店との差別化が図れず、自分の美容院に来る理由が見つからないとしたら、早急に対策を立てることをおすすめします。