若い時はよかったけれど、40歳を過ぎたら美容師としてのキャリアを続けるのが難しくなるのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか。
美容師は、他の仕事に比べ体力を消耗しやすい仕事であることも事実。しかし、50歳、60歳になっても、生き生きと美容師の仕事を続けている人もたくさんいます。その秘密に迫ります。
身体の面でも不安が生じる40代以降は、若い頃と同じようなペースで仕事を続けることは難しくなります。そこで、意識すべきポイントは3つ。
これまで培ってきた経験や実績を活かして、施術メニューの単価を上げる。1日に施術するお客様の数を絞る。長時間労働は体への負担が大きくなるので、1日の労働時間を短くする。将来的に、長く、生き生きと働くために、働き方を見直してみましょう。
美容師という仕事は、基本的には休みは週に1回、朝から晩まで立ち続ける激務です。20代、30代の頃は体力もあり、身体的にはキツさを感じなかったものの、40代を過ぎたあたりから、足腰への負担を感じるようになったという人も多いようです。また、老眼により視力が落ちて、細かい部分が見えなくなるという人も。
このように、身体に負担を感じる場合、週1日休みの8時間労働という枠に捕らわれずに、休みを増やしたり、勤務時間を短くするなど、働き方を変えるというのも一つの選択肢です。
気持ち的にはいつまでも若いつもりでいても、年は確実にとり、若い世代とのギャップは生じてきます。自分では新しい、カッコいいと思っているスタイルも、実は、古くなっているのかもしれない。そうした不安を抱えている場合には、セミナーなどに参加して、情報や技術を常にアップデートすることを試みてみるといいかもしれません。
巷では、「美容師の現役寿命は40代前後」という噂があります。それはなぜなのでしょうか?
都心部にある美容室は、来店するお客様も若く、スタッフも若い世代が多いため、そのような中で働き続けることに精神的なつらさを感じる人も少なくないようです。
お客様との会話が弾まない、若い従業員と比較されたくない、自分より若いスタッフの下で働くのがつらい、お客様もスタッフの年齢層も若くその中にいるのが落ち着かないなど、精神的なつらさを理由に、現役のスタイリストを退いて経営に回ったり、都心部を離れるという人もいるようです。
40代以降の美容師は、小規模なサロンに移ったり、地元へ戻り、地域密着型のサロンで働くという人も多いようです。自分自身でお店を開くほか、正社員やパートとして働く場合もあります。
小規模なサロンや地域密着型のサロンは、お客様の年齢層が広く、自分と近い年齢のスタッフもいるため、気疲れせずに働けるのかもしれません。
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編集チーム
身体の面でも不安が生じる40代以降は、どうしても若い頃と同じようなペースで仕事を続けることは難しいでしょう。だからこそ、「高単価」「時短」「お客様を絞る」ことを意識することをおすすめします。
いくつになっても生き生きと働くために、今一度、ご自身の働き方を見直してみましょう。