Sponsored by 一般社団法人 ステップボーンカット協会
美容室・美容師の数は増え続けており、美容業界の競争はますます激化していくと見込まれます。さらには人件費・光熱費の上昇・商材の高騰と収益を上げることも難しい状況になりかねません。このページでは、ユーザーから選ばれる美容室のためのポイントを紹介するので参考にしてください。
美容室が抱えている課題は主に集客・人材不足・トレンドの変化など、大きく3つあると言われています。
一つ目の集客の課題として、クーポンサイトの普及により価格やスケジュールなどの条件で美容室を選ぶケースが少なくありません。競合店舗数も増え続けており、美容技術・接客・サービス・店舗の評判などトータルで質を高める必要があるでしょう。ユーザーに想定以上の感動を与えることができなければリピーターを確保するのが難しくなります。
また美容師の人材確保も難しい課題のひとつです。技術を高めるために厳しく指導してしまえば離職につながりかねません。多種多様な働き方にも柔軟に対応する必要があり、働きやすい職場づくりが重要になってきます。
最後に多様性への対応も欠かせないでしょう。多様性が広がっている近年ではトレンドの変化も著しく、常にアンテナを張っていないければ流行についていけません。美容師としての技術を高めるだけでなく、トレンドを追う能力も必要です。
美容師の技術課題は非常に重要な問題の一つです。技術教育を行うためのポイントを紹介するので、チェックしてみてください。
マニュアルや映像研修など、何らかの形で教育を行うためのカリキュラムが組まれているケースもあるでしょう。しかし従来の教育カリキュラムが新人教育を行う上で、近年の状況に適しているのかどうかを見直す必要があります。
たとえばカリキュラムを作って年数が経過していれば、手順が変更になっていることもあるでしょう。しかし新人はカリキュラム通りに動くため、学ぶ側と教える側の認識がズレてしまいます。だからこそ常に新しい教育カリキュラムを構築し、教育内容と最新情報を統一するようにしましょう。
単調な作業であれば、経験を積めば誰でもできるでしょう。しかし何も考えずに作業を淡々と行うだけでは成長することはできず、スキルアップも遠くなってしまいます。基本的に美容師は人と人のつながりを大切にする仕事であり、コミュニケーションも重要です。だからこそ「誰のために何ができるのか？」を真剣に考えながら、サービスを提供することがポイントになります。
ただ仕事として髪をカットする・シャンプーするだけでなく、サービスとしての認識を持たせるように教育を行いましょう。常にユーザーのために何をしたらいいのかと問いかけ続けることで、スキルも高まり、ユーザーから信頼される美容師に育成できます。
「リスキング」という言葉を聞いた人もいるでしょう。価値を生み出し続けるための知識・スキルを身につけ、学び直すといった意味で使われる言葉です。最新のトレンドを学ぶこともリスキリングの要素が含まれていますが、実は教えるという過程もリスキリングの一つになるでしょう。
教える過程のなかで「なぜ、そういったことをするのか」と自分の説明に疑問が生まれることがあります。毎日の業務で当たり前のようにしていたことであっても、教育課程で「なぜ？」という問いに答えられないことも。その疑問一つひとつに向き合い、答えることで成長にもつながります。また教えることを得意とする美容師に対して、オーナーが評価をすれば、サロン全体の成長も図れるでしょう。
常に同じ先輩やサロン内のスタッフ同士だけで、新人教育を行っていけばマンネリ化しやすくなります。また親しい関係性になれば、つい馴れ合いが生まれやすくなり指導ができにくい状況に陥りかねません。人手不足がある状況なら、なおさら教育に時間を割けないことも問題です。
だからこそ外部サロンで勤務しているスタッフを招き、スタッフ教育をフォローしてもらうことも一つの方法です。全く違った視点でみることで、自社サロンだけでは気が付かなかったポイントも発見できるかもしれません。外部のスキル・知識を取り入れることで、相乗効果としてサロンを成長させられるでしょう。
競争が激しい美容業界だからこそ、技術力をアップする教育は大切です。スタッフの質を高めることができなければ、ユーザーから選ばれなくなり、美容室経営にも支障をきたすでしょう。スタッフ教育を自社だけで行うのは限界もあるため、セミナーを上手く活用するのも方法のひとつです。セミナーに参加することで、全く違った点に気が付き、それをサロン運営にも活かせるなどのメリットもあるでしょう。